他院にてインプラント治療を行うが、上顎は4本中2本が脱落し、残りの2本のうち1本も膿が出て動揺している。
下顎は右下(向かって左下)3本のインプラントが脱落し、骨の吸収のため最埋入が出来ず、残りの歯を削ってオーバーデンチャー(歯とインプラントの上から被せる義歯)が装着されているが、うまく噛めない上に患者は見た目に不満を持っている。
当院では上顎は前医で埋入した1本のインプラントは保存し、上顎洞に骨を作って新たに3本のインプラントを埋入し、インプラントで支える面積を小さくした総義歯を作成した。
下顎は骨の足りなくなった右下に垂直的に骨を増やし、神経を損傷しないようにインプラントを2本埋入し、左下は古いインプラントを利用して新しいセラミック冠を作成、前歯は歯周治療後にセラミック冠を作成した。
よく噛めるようになり、見た目も審美的になったことで患者は大変満足している。